「わすれな草」（2009年）

	　
ゆらゆらと降り注ぐ　春色の花びらが
瞳の中に映り　鮮やかに染められゆく
広い空は優しく　煌びやかに焦がされ
私の胸を包む　小さな温もり

凛々と花が咲き誇る　景色は永遠に導かれて
駆け巡る季節の奏でに　綴る「わすれな草」

手の平に浮かぶもの　それは募る夢の破片
彩りが滲む頃　宵は魅せられたままで・・・

春の息吹はそっと　哀愁の心に燃ゆ
華麗さにうち溶けて　小さな溜息・・・嗚呼

凛々と花が咲き誇る　景色は永遠に導かれて
駆け巡る季節の奏でに　綴る「わすれな草」

手の平に浮かぶもの　それは募る夢の破片
彩りが滲む頃　宵は魅せられたままで・・・

手の平を差し仲べて　零れ落ちる花の破片
思い出に刻む頃　宵は魅せられたままで・・・